顔のツボ10選|目元・ほうれい線・フェイスラインの位置と押し方を図解、1分でできる組み合わせを鍼灸師が解説

顔のツボは、指先ひとつで、いつでもどこでも取り入れられるセルフケアです。 「顔のツボってどこにあるの?」「むくみやほうれい線が気になるときは、どこを押せばいい?」という方に向けて、目元・頬・口元・フェイスラインの10のツボの位置と押し方を、図解でご紹介します。朝のメイク前や、仕事の合間にできる1分の組み合わせもまとめました。
この記事でわかること
- 顔のツボとは?押す前に知っておきたいこと
- 目元・額のツボ(印堂・攅竹・睛明・太陽・四白)
- 頬・口元のツボ(迎香・地倉・承漿)
- フェイスラインのツボ(頬車・下関)
- むくみ・目元・口元など、目的別の組み合わせ
- 顔のマッサージとツボ押しの違い
顔のツボとは?押す前に知っておきたいこと
ツボ(経穴)は、東洋医学で体の表面にある反応点とされる場所で、WHO(世界保健機関)が位置を定めているものだけでも360か所あまりあります。顔には、目・鼻・口のまわりやフェイスラインに沿って、たくさんのツボが集まっています。
顔のツボ押しは、表情筋のこわばりをゆるめたり、顔まわりの巡りを意識したりするセルフケアとして、昔から親しまれてきました。道具がいらず、指の腹で数秒押すだけなので、毎日の習慣にしやすいのも魅力です。
押し方の基本
- 指の腹を使う:爪を立てず、人差し指・中指・薬指の腹でやさしく押します。
- 力加減は「気持ちいい」程度:顔は皮膚がうすいので、体のツボより軽めの力で十分です。
- 3〜5秒押して、ゆっくり離す:これを1か所につき3回ほどくり返します。
- 呼吸を止めない:息を吐きながら押し、吸いながら離すと、力が抜けやすくなります。
- こすらない:肌の上で指を滑らせず、その場で「押す・離す」をくり返します。
手を清潔にし、乳液やクリームで肌をなじませてから行うと、指がひっかかりにくくなります。肌荒れや傷、ニキビの炎症があるところは避けてください。
目元・額のツボ
| ツボ | 場所 | 押し方 |
|---|---|---|
| 印堂(いんどう) | 左右の眉頭を結んだ線の真ん中 | 中指の腹で、小さな円を描くようにほぐす |
| 攅竹(さんちく) | 眉頭の内側のくぼみ | 親指の腹で、下から上へ持ち上げるように押す |
| 睛明(せいめい) | 目頭の少し内側・上のくぼみ | 人差し指の腹で、ごく軽く押す |
| 太陽(たいよう) | こめかみのくぼみ(眉尻と目尻の間から、指1本分ほど外側) | 指の腹で、小さな円を描くようにほぐす |
| 四白(しはく) | 黒目の真下で、目の下の骨のふちのすぐ下にある、小さなくぼみ | 人差し指か中指の腹で、やさしく押す |
- 印堂:眉間にしわを寄せるくせがある方や、パソコン作業で額に力が入りやすい方に。眉間をほぐすと、表情もやわらぎやすくなります。
- 攅竹・睛明:目の疲れが気になるときに、セルフケアでよく使われるツボです。睛明は目に近いので、眼球は押さず、骨のふちに向かってごく軽く。コンタクトレンズは外してから行いましょう。
- 太陽:目の疲れや、頭が重く感じるときに。こめかみは力を入れすぎず、ゆっくり円を描くようにほぐします。
- 四白:目の下のケアとしてよく知られているツボです。目の下のたるみが気になる方は、目の下のたるみの記事もあわせてご覧ください。
目の疲れに使われるツボは、首や頭、手のツボまで含めて、眼精疲労のツボ8選でくわしくご紹介しています。
頬・口元のツボ
| ツボ | 場所 | 押し方 |
|---|---|---|
| 迎香(げいこう) | 小鼻のすぐ横のくぼみ | 人差し指の腹で、やさしく押す |
| 地倉(ちそう) | 口角のすぐ外側 | 人差し指の腹で、口角を少し引き上げるように押す |
| 承漿(しょうしょう) | 下唇の下、あご先との間にあるくぼみ | 人差し指か中指の腹で、やさしく押す |
- 迎香:朝の顔のむくみが気になるときや、鼻まわりがすっきりしないときに使われるツボです。むくみのセルフケアは、顔のむくみの記事でもご紹介しています。
- 地倉:口元のこわばりや、ほうれい線まわりが気になる方に。口角を軽く引き上げるイメージで押すと、口まわりの筋肉がゆるみやすくなります。
- 承漿:口元やあご先に力が入りやすい方に。マスクの中で口を閉じたまま過ごす時間が長い方は、ときどき押してゆるめてあげましょう。
ほうれい線が気になる方は、表情筋の使い方や生活習慣も含めて、ほうれい線の記事でまとめています。
フェイスラインのツボ
| ツボ | 場所 | 押し方 |
|---|---|---|
| 頬車(きょうしゃ) | エラの角(下あごの角)から、中指の幅1本分ほど前上方。奥歯をかみしめると、筋肉が盛り上がるところ | あごの力を抜いて、指の腹でゆっくり押す |
| 下関(げかん) | 耳の前の出っ張り(耳珠)から指1本分ほど前の、頬骨の下のくぼみ。口を開けると盛り上がって消えるところ | 口を閉じて、指の腹でやさしく押す |
- 頬車・下関:あごまわりの筋肉(咬筋)の近くにあるツボで、食いしばりやエラまわりのこわばりが気になる方に使われています。どちらも、口を軽く開けて、あごの力を抜いた状態で押すと、ほぐれやすくなります。
食いしばりのくせがある方は、食いしばりの記事で、日中のくせのチェックやマッサージもご紹介しています。
目的別|1分でできる顔のツボの組み合わせ
10のツボを全部押さなくても、気になることに合わせて2〜3か所を選ぶだけで十分です。1か所につき3〜5秒を3回ずつ、合わせて1分ほどが目安です。
| こんなときに | 組み合わせ | ポイント |
|---|---|---|
| 朝の顔のむくみが気になる | 迎香 → 四白 → 頬車 | 顔の中心から外側へ、順番に押していく |
| 目元をすっきりさせたい | 攅竹 → 睛明 → 太陽 | 蒸しタオルで目元を温めてからだと、よりリラックスできる |
| 口元・ほうれい線まわりが気になる | 迎香 → 地倉 → 承漿 | 口角を軽く引き上げるイメージで |
| 食いしばり・エラまわりのこわばり | 下関 → 頬車 | 口を軽く開けて、あごの力を抜いてから |
| 眉間・額に力が入りやすい | 印堂 → 攅竹 → 太陽 | 押したあと、眉を上下に動かしてゆるめる |
メイク前なら「むくみ」の組み合わせ、パソコン作業の合間なら「目元」の組み合わせ、寝る前なら「眉間・額」の組み合わせ、と時間帯で使い分けると、無理なく続けやすくなります。
顔のマッサージとツボ押しの違い
「顔のマッサージはやめた方がいい」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。これは、肌を強くこすったり、引っ張ったりするマッサージが、摩擦で肌への負担になりやすいためです。
ツボ押しは、肌の上で指を滑らせるのではなく、その場で「押す・離す」をくり返すケアです。力を入れすぎず、こすらないことを守れば、肌への負担をおさえながら取り入れられます。
- 指を滑らせるときは、乳液やクリームをなじませてから
- 「痛い」と感じるほど強く押さない
- 1か所を長く押し続けず、3〜5秒で離す
- 赤みやかゆみが出たら、その日はお休みする
自分でのケアに加えて、鍼灸院でできること
顔のツボ押しは、毎日少しずつ続けやすいのが良いところです。一方で、自分では力加減がわかりにくい場所や、首・肩のこりから顔まわりがこわばっている場合もあります。
RESORAでは、髪の毛ほどの細い鍼でお顔のツボや表情筋にアプローチする美容鍼灸や、骨格まわりの筋肉をていねいにほぐすコルギを、首・肩のケアとあわせて受けていただけます。受けた方からは、「顔がすっきりしたように感じる」「表情がやわらいだ気がする」といった声をいただくことがあります。感じ方には個人差がありますので、カウンセリングでお悩みをうかがい、あなたに合った内容をご提案します。
コースは、90分・120分(2回目以降の方は60分も)の中から時間を選んでいただき、カウンセリングで、体調やご希望に応じてメニューを組み合わせる、オーダーメイドです。
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大阪本町のRESORA鍼灸院について
RESORA鍼灸院は、大阪メトロ本町駅15番出口から徒歩1分の鍼灸院です。国家資格(はり師・きゅう師)を持つ女性の鍼灸師が、全室個室で施術を担当します。月・水〜金曜は21時まで(最終受付19時。祝日を除く)営業していますので、お仕事帰りにもご利用ください。
まとめ
顔のツボは、目元・額の印堂・攅竹・睛明・太陽・四白、頬・口元の迎香・地倉・承漿、フェイスラインの頬車・下関など、指先で手軽に押せる場所にたくさんあります。指の腹で「気持ちいい」程度の力で、こすらずに3〜5秒押すのが基本です。気になることに合わせて2〜3か所を選び、1分ほどの習慣として気軽に続けてみてください。
よくある質問
顔のツボは、1日に何回押してもいいですか?
回数に決まりはありませんが、1か所につき3〜5秒を3回ほど、朝や寝る前など1日1〜2回を目安にすると続けやすいです。押しすぎると肌に赤みが出ることがあるので、「気持ちいい」と感じる程度にとどめましょう。
顔のむくみが気になるときは、どのツボを押せばいいですか?
小鼻の横の迎香、目の下の四白、エラの近くの頬車が、むくみが気になるときのセルフケアとしてよく使われます。顔の中心から外側へ、順番に押していくのがポイントです。
ほうれい線が気になるときのツボはありますか?
小鼻の横の迎香、口角のすぐ外側の地倉が、口元のケアとしてよく知られています。口角を軽く引き上げるイメージで押してみてください。ほうれい線には、表情筋のこわばりや肌の乾燥など、いくつかの要因が関わるとされているため、保湿などの日々のケアとあわせて続けてみてください。
ツボを押すと痛いのですが、続けても大丈夫ですか?
顔は皮膚がうすいため、軽い力でも響きを感じることがあります。痛いと感じるときは力を弱めてください。強く押すほど良いというものではありません。押したところに赤みや腫れが続くときは、お休みしましょう。
メイクの上からツボを押してもいいですか?
指を滑らせず、その場で軽く押すだけなら、メイクの上からでも行えます。ただ、メイクがよれやすくなるので、朝のメイク前や、夜のスキンケアのときに行うのが取り入れやすいタイミングです。
妊娠中でも顔のツボを押していいですか?
顔のツボをやさしく押す程度であれば、取り入れている方も多いですが、体調には個人差があります。気になる方は、かかりつけの医師にご相談のうえで行ってください。鍼灸院で施術を受ける場合は、ご予約時に妊娠中であることをお知らせください。
セルフのツボ押しと、美容鍼の違いは何ですか?
セルフのツボ押しは、指で皮膚の上から押すケアで、毎日手軽に続けられるのが良いところです。美容鍼は、国家資格を持つ鍼灸師が、髪の毛ほどの細い鍼でツボや表情筋に直接アプローチするケアです。自分では届きにくい深さや場所までケアできるため、セルフケアと組み合わせて取り入れる方も多くいらっしゃいます。







