吸い玉の跡は何?色の違い・いつまで残る?消えるまでの経過を鍼灸師が解説

吸い玉(カッピング)を受けると、丸い跡が残ることがあります。 「この跡は何?」「痛くないの?」「いつ消えるの?」「色が濃いと何か悪いの?」と、気になる方も多いと思います。この記事では、吸い玉の跡の正体、できる仕組み、色の変化と消えるまでの経過、気をつけたいことを、大阪本町の鍼灸院が解説します。
この記事でわかること
- 吸い玉の跡の正体と、できる仕組み
- 跡の色が変わっていく経過
- 跡はいつまで残る?個人差が出る理由
- 跡の色や濃さで、体の状態は分かるのか
- 跡が気になる予定がある方へ、受診の目安
吸い玉の跡の正体は?
吸い玉の跡は、カップで皮膚を吸い上げたときに、皮膚の下の細い血管(毛細血管)から、血液の成分が周囲に漏れ出てできる「皮下出血」です。打撲などでできる「あざ」と、見た目も、色が変わっていく経過も、よく似ています。
跡そのものには、痛みはあまりありませんが、感じ方には個人差があります。また、厚生労働省の統合医療情報サイト「eJIM」でも、カッピングは「皮膚に一時的に痕を残す」と紹介されています。
跡ができる仕組み
一般的には、次のように説明されます。
- カップの中を減圧すると、皮膚と、その下の組織がカップの中へ吸い上げられる
- このとき、皮膚の下の毛細血管から、血液の成分が周囲に漏れ出ることがある
- 漏れ出た血液が、皮膚の表面に丸い跡(皮下出血)として見える
- 時間とともに、体が漏れ出た血液を処理していき、色が変わりながら薄くなる
吸い玉の「効果の仕組み」は、現代の研究では、まだ十分に確立されていません。ここでご紹介したのは、跡ができる過程についての、一般的な説明です。
跡の色は、どう変わっていく?
あざと同じように、時間とともに、次のような色の変化をたどるのが一般的です。
| 時期の目安 | 色の目安 | 状態 |
|---|---|---|
| できた直後 | 赤〜赤紫 | 皮膚の下に、血液の成分が漏れ出た状態 |
| 少したつと | 紫〜青っぽい色 | 漏れ出た血液の成分が、少しずつ変化していく |
| さらにたつと | 青緑〜黄緑 | 体が処理を進め、色が薄く変わっていく |
| 終盤 | 黄〜黄褐色 | 色がだんだん薄くなり、目立たなくなる |
| 消える | 元の肌の色 | 跡がなくなる |
この色の変化の速さは、人によって異なります。 目安の日数は、あくまで参考で、個人差が大きいものです。
跡はいつまで残る?
一般的には、数日から2週間ほどかかることが多いとされていますが、個人差が大きく、これより早い方も、長くかかる方もいます。
跡の濃さや、消えるまでの期間は、次のような要因で変わります。
- 吸引の強さ・カップをあてた時間
- 部位(皮膚の薄さ、動かしやすさなど)
- 皮膚の状態や、毛細血管の丈夫さ
- 体質
- 服薬(血をサラサラにする薬など)
- 日焼けや乾燥などの皮膚のコンディション
跡を「確実に早く消す方法」は、確立されていません。強くこする、無理に揉むといったことは避けて、様子を見ることが基本です。
跡の色や濃さで、体の状態は分かる?
「跡の色が濃いと、体に悪いものが溜まっている」と言われることがあります。しかし、跡の色や濃さだけで、体の状態や健康状態を判断することはできません。 前の項目のとおり、色の濃さは、吸引の強さや時間、皮膚の状態、服薬などでも変わるためです。
東洋医学では、跡の色や濃さを、「瘀血(おけつ:血の滞り)」の目安として見る考え方があります。伝統的な見方のひとつとして、知っておくと参考になる考え方です。ご自身の体調が気になる場合は、医療機関でご相談ください。
跡が気になる予定がある方へ
水着・ドレス・撮影・旅行など、肌を出す予定がある方は、前もってご相談ください。 予定から逆算して、受ける時期や部位を、一緒に考えることができます。結婚式前の方は、結婚式前の美容鍼・コルギの通い方についての記事もご覧ください。
動画では、吸い玉の跡が消えるまでの様子を紹介しています。
跡のあとで気をつけたいこと・受診の目安
跡は、一時的なものが一般的ですが、次のような場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 強い痛み、腫れ、熱をもっている
- 水ぶくれや、やけどのような傷、皮がむけている
- 跡が長期間消えず、むしろ濃くなってきた
- 発熱や、強い体調不良を伴う
- 皮膚の病気(湿疹・乾癬など)が悪化した
また、医療機関を受診する際は、跡が吸い玉によるものであることを、医師に伝えてください。 跡が身体的な虐待の兆候などと誤解されないよう、eJIMでも、受診の際は原因を医療者に説明するよう紹介されています。
吸い玉を受ける前に
次のような方は、事前に施術者にお知らせください。施術をお受けいただけない、または内容を調整することがあります。
- 妊娠中・妊娠の可能性がある
- 持病があり、通院・服薬している(とくに血をサラサラにする薬)
- 湿疹・乾癬など、皮膚の病気がある、施術する部位に傷やただれがある
- 発熱や体調不良がある
吸い玉の基本や、施術の流れは、吸い玉(カッピング)のページで、詳しく解説しています。
大阪本町のRESORA鍼灸院について
RESORA鍼灸院は、大阪メトロ本町駅15番出口から徒歩1分の鍼灸サロンです。RESORAで行っている吸い玉は、皮膚に傷をつけないドライカッピングです。使用するカップは、洗剤で洗浄したあと、熱湯で湯洗いしています。
90分・120分(2回目以降の方は60分も)のコースの中で、カウンセリングのうえ、吸い玉を含む施術を組み合わせてご提案します。現在、吸い玉のみのコースはご用意しておりません。跡が気になる方は、遠慮なくご相談ください。
まとめ
吸い玉の跡は、皮膚の下の毛細血管から血液の成分が漏れ出てできる「皮下出血」で、あざと同じように、色が変わりながら、時間とともに薄くなっていきます。消えるまでの期間は、数日から2週間ほどが一般的ですが、個人差が大きいものです。跡の色や濃さだけで、体の状態を判断することはできません。 跡が気になる予定がある方は、前もってご相談ください。
よくある質問
吸い玉の跡は、何ですか?
皮膚の下の毛細血管から、血液の成分が周囲に漏れ出てできる「皮下出血」です。あざと同じように、色が変わりながら、時間とともに薄くなっていきます。
吸い玉の跡は、痛いですか?
跡そのものに、痛みはあまりありませんが、感じ方には個人差があります。強い痛みや腫れ、熱をもっている場合は、医療機関を受診してください。
吸い玉の跡は、いつまで残りますか?
数日から2週間ほどかかることが多いとされていますが、個人差が大きいものです。吸引の強さや時間、部位、体質、服薬などで変わります。
跡の色が濃いと、体に悪いのですか?
跡の色や濃さだけで、体の状態を判断することはできません。吸引の強さや時間、皮膚の状態、服薬などでも変わります。体調が気になる場合は、医療機関にご相談ください。
跡を早く消す方法はありますか?
確立された方法はありません。強くこすったり、無理に揉んだりすることは避けて、様子を見てください。
跡がつかないようにできますか?
跡が出るかどうかや、濃さは、人によって異なります。水着・ドレス・撮影などの予定がある方は、前もって施術者にご相談ください。
病院で、跡について聞かれたらどうすればいいですか?
吸い玉によるものであることを、医師に伝えてください。跡が虐待などと誤解されないために、原因を説明することが大切です。







